2009年12月24日木曜日

IE6,7でwindows.jsのエラーを防止する

prototypeベースでサブウィンドウを表示するwindows.jsは高機能で実装も簡単ですが、prototypeのバージョンが1.6になったころから、IE6及びIE7でエラーを吐くようになりました。
原因は、windows.jsの_checkIEOverlapping関数にありこの関数の
if(!this.iefix && (navigator.appVersion.indexOf('MSIE')>0)...){
}
の部分をコメントアウトすることで、エラーを吐くことを防止することができます。
もはや古典となったprototype.jsですが、使い慣れた環境はなかなか捨てきれないものです。

Zend_Mailの文字化け対策

Zend_Mailは非常に便利ですが、全角の送信者名や受信者名が文字化けします。
原因は、 送信者名や受信者名をUTF-8からISO-2002-JPに変換した後、それをsetFrom及びaddTo関数の引数として渡すことにより生じています。
setFrom,addTo関数では、その内部で_filterName関数によりサニタイジングしていますが、その内容は
protected function _filterName($name)
{
$rule = array("\r" => '',
                  "\n" => '',
                   "\t" => '',
                   '"'    => "'",
                   '<' => '[',
                   '>' => ']',
        );
       return trim(strtr($name, $rule));
}

ですので、ISO-2002-JPでは、バケバケ文字の出来上がりとなります。
とりあえず、送受信者名のサニタイジングは事前に自前で処理し、 _filterNameはコメントアウトして文字化け対策は完了です。

2009年8月23日日曜日

Prototype.jsとZend_Jsonで簡単にAjax

比較的多くのデータ数を非同期通信でやりとりするときに、よく使っているスタイルを紹介します。
まずJavaScriptで
function toPHP(){
    var options = {
//<form のidはxyzだったとします。
            method:'post',
            onSuccess:getResult,
            parameters:$("xyz").serialize()
//これで、form内の全項目を一括で渡すことができます
    };
    new Ajax.Request('../lib/ajax/sample.php', options);
}

sample.phpでは
//結果はjson形式で返します
header('Content-Type: application/json; charset=UTF-8');
//jsでserialize時に自動的にurlencodeされているため
foreach($_POST as $key => $val){
    $_POST[urldecode($key)] = urldecode($val);
}
[ここでサーバ側の処理をします]
$res['abc']  = '123';
$res['def']  = '456';
     ・
     ・
//Js側に返したいデータを連想配列に登録していきます
echo Zend_Json::encode($res);
//連想配列をJson形式に変換して返します

返された値をJs側で処理するには
function getResult(httpObj){
    var Itm =  httpObj.responseJSON;
    $("abc").value = Itm.abc; 
//というアクセスもできますし配列に変換した後に処理することもできる

以上 簡単・安全にAjax通信する方法の紹介でした。

allow_url_fopenがoffのサーバで imagecreatefromstring

google Chart からレスポンスされる画像をサーバに保存し、結果をPDF出力ページ内に挿入しようとしました。
で、このアプリを利用していただくユーザ様のレンタルサーバの設定状況を確認してみると、allow_url_fopenがoffとなっていて、レスポンスをそのままimageCreateFromPngで画像リソース化することができないことがわかりました。
そこで、Zend Framework の HttpClientクラスを使用することにより、この問題を簡単にクリアすることができましたので、ここに「おぼえがき」を書きました。

インクルードは
require_once 'Zend/Uri.php';
require_once 'Zend/Http/Client.php';
の2つ

まず、
Zend_Uri::setConfig(array('allow_unwise' => true));
として、googleChartに渡すパラメータに含まれる |  なども指定可と変更
つづいて
$client = new Zend_Http_Client("http://chart.apis.google.com/chart?.........");
$respose = @$client->request();
if($this->respose->isError()){
return false;
}
$img = @imagecreatefromstring($this->respose->getRawBody());

とすることで、allow_url_fopen offの環境でも無事に画像リソースを外部サーバから受け取ることができます。